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Let's Go PikaVee!

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インターネット大会「Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ」の記事です!

◎大会の説明

ルール発表:2018年7月20日(金)(開催2週間前)
開催期間:2018年8月3日(金)~6日(月)
ルール:バトルボックスピカチュウあるいはイーブイを1匹のみ登録して戦う1on1で、持ち物制限はなく、Z技も使用可能である。2、3匹同時登録してレート帯によって型変更ができたらもう少し楽に戦えた気がするが諸説。

 

◎環境読み

Part.1 種族値の確認

まずピカチュウイーブイ種族値を確認・比較する。

火力面の種族値は2匹ともほぼ同じで、イーブイは特性適応力を持っているため、実際にはイーブイの方が上回る。耐久面もイーブイの方が勝る。ただし、Zなどの火力アップアイテムを所持すれば、大体お互いを1撃で倒せるようになっている。ちなみに、HB特化して奇石イーブイでも意地電気玉ピカの瓦割を確3にできない。

ミラーの撃ち合いを考えると、Bに振ればピカでピカの気合パンチZを耐えるが、HB特化した奇石ピカでも電気玉ピカの穴を掘るを耐えることはできない。イーブイなら奇石を持ったとしてもエボルZイーブイを受け切れないし、エボルZイーブイはノーマルZを受け切れない。

Sの実数値は、ピカチュウは85~156で、イーブイは54~117であり、基本的にはピカチュウの方が早い。

主なS順は、以下のようになっている。無振りピカでも大体のイーブイを抜けたり、エボルZイーブイでも結構振らないとスカーフイーブイ抜けなかったり、という風に割と絶妙なS関係になっている。

S+2のS88以上のイーブイ 176以上
スカーフ最速イーブイ 175
S+2のS81以上のイーブイ 162以上
スカーフ準速イーブイ 160
最速ピカチュウ 156
準速ピカチュウ 142
最速イーブイ 117
無振りピカチュウ 110
準速イーブイ 107

 

Part.2 メタ張り

最強なポケモンは当然イーブイZを成功させたイーブイである。Sに28振ればZを積んだ後に最速ピカ抜きを実現でき、火力面もZを積めば十分確保できるため、ミラー意識に多少Sに多めに振って、残りは安全にZを成功させるために耐久にがっつり振る(実際がっつり振らないと電気玉ボルテッカーで落ちる)のが合理的である。技構成はとっておき+ハイボorアシパ+変化技2つが基本。

よって、そのZの成功を阻止することがメタの第一歩となる。ここで考案されるのは、「猫+ボルテッカー+先制技でZをする前のイーブイを倒せる電気玉ピカチュウ」、「気合パンチZでZをする前のイーブイを倒せる格闘Zピカチュウ」、「一般的なZイーブイよりも多くSに振り、捨て身ZなどでZをする前のイーブイを上から一撃で倒せるノーマルZイーブイ」などである。ただノーマルZイーブイは、「Zイーブイよりも99%速く動けるS+高い火力+ピカチュウに一撃で倒されない耐久」を確保することが難しいため、あまり主流な型とはなりえない。よって、ピカチュウがメタとして最有力である。

次に、そのピカチュウを狩ることがメタの第二歩となる。ここで考案されるのは、「ピカチュウ猫騙し+気合パンチZ+先制技を耐える耐久を確保できる奇石イーブイ」、「守るで猫騙しを防いだ後にとっておきでピカチュウを確1で倒せるイーブイ」、「捨て身タックルで上からピカチュウを倒せるスカーフイーブイ」、「HB特化すれば意地ピカチュウの気合パンチZすら確3になる奇石ピカチュウ」などである。しかし、これらの型は基本的にはメタのスタートであるエボルZイーブイに勝てない。せいぜいスカーフイーブイだけ、S調整を甘えているエボルZイーブイを上から捨て身2発撃ちこむことで倒せる可能性があるといったところだ。

ここでまたメタのスタート地点に戻る。つまりよく皆が言っているような「エボルZイーブイ➔奇石イーブイピカチュウ➔エボルZイーブイ➔……」という三竦みの関係が発生する。

一般的にどんなルールでもメタは考えれば考えるほど前に進むものであり、プールが狭くても相当メタが進まない限りスタート地点には戻らないものだと思っているので、この三竦みの関係はこのルールの特徴である。

もちろん、この三竦みの関係は絶対的なものではなく、技構成を工夫すればひっくり返すことはできるが、それと同時に本来有利な相手への優位性が損なわれる。ただし、電気玉ピカチュウのエボルZイーブイへの優位性だけは“ほぼ”どうしようもない

つまり、ここまで考えて、このルールでは全対応な型は存在せず、上位に食い込めるかどうかはマッチングに左右されるという悲しい事実に気付く。もちろん、だからと言って訳のわからない型を使ったらマッチングうんぬん以前に誰にも勝てなくなる。

 

Part.3 最大限勝率の確保方法

「結局マッチングゲー」を超える真理が存在しないルールにおいても、どうにかして勝率を最大限確保したい。三竦みの関係が存在する以上、有利な相手に勝って当然、不利な相手に負けて当然である。ならば、ミラーにも勝てれば、最大限な勝率を確保できるのではないかと考えた。

ただし、ミラーに強くなる代わりに、本来有利な相手に不利になってしまえば元も子もない。例えば、ピカチュウなら物理耐久を上げて気合パンチZを耐えながら電気玉めざ地面を撃つことでミラーに強くなるが、エボルZイーブイに弱くなるというのがその1例である。

もちろん、結局勝率を最大限確保するような型でなくても、マッチング次第では勝率を最大限確保した型よりも高レートを叩き出せる。結局マッチングゲーなのである。虚しいがこれがこのルールの真理だ。

ピカチュウならば、物理耐久を上げた神速持ちの型が最大限の勝率を確保できる型だと考えた。

奇石イーブイならば、くすぐると眠るを搭載して、毒毒などに怯えることなくミラーを制することができる型が最大限の勝率を確保できる型だと考えた。

エボルZイーブイならば、Sを速めに設定し、アシストパワーやいびきを搭載することで、欠伸などに困らずに上を取ってダメージレースを有利に進められる型が最大限の勝率を確保できる型だと考えた。

ミラーへの強化を終えたら、また三竦みの関係に戻り、マッチングの話に戻る。本番ではどの型も存在するはずなので、基本どれに出会う確率も同じなはずだ。また、3竦みではあるが、ピカチュウイーブイの2択なので、ピカ:ブイ=1:2よりはピカ:ブイ=1:1に近くなると考えた。

 

◎試行錯誤を通して得た認識

環境初期はおおまかにエボルZイーブイピカチュウ➔奇石イーブイの順に試した。環境末期の信頼度順はピカチュウ➔奇石イーブイ➔エボルZイーブイ

Part.1 グーチョキパーそれぞれに関する認識について

エボルZイーブイは、基本ピカチュウのボルテ+先制技で縛られるため、ピカチュウと出会ったらほぼ負けが確定する。先述したように、エボルZである限りこの有利不利はほぼひっくりかえせない。また、先述したようにピカ:ブイ=1:2よりはピカ:ブイ=1:1に近い確率なので、2分の1の確率でマッチングした瞬間に絶叫することになるのは精神的負担が大きすぎる。本番を想定した時、このようなピカチュウを引いた瞬間絶望するような型では到底上位に食い込めないと判断し、用意したグーチョキパーの中で一番消極的なポジションにいた。

「気合玉Zピカなら神読みしてZを守るで透かせばエボルZで倒せる」と言ってる人を結構見かけたが、いつも「ポジティブ思考だな~」と思いながら見てた。気合パンチZより電気玉の方が安定しているので、電気玉ピカを引く確率のほうが高いと考えられる。つまりピカを引いた瞬間にほぼ絶望することになることには変わりがなく、運よくZであっても守るで透かせなかったら大人しく負けるしかない。

ただ後述するように、本番ではなぜかピカチュウ使いが全体的に浅かったせいで、1600以上のレート帯にピカが全然いなかったため、その牽制対象であるはずのエボルZイーブイが一旦1600に載ると大暴れできて、最上位をほぼ独占するという予想外の結果となった。

使うなら本来負けて当然のピカチュウとのマッチを捨てて、ミラーのS負け以外で、どんなイーブイにも負けないように、眠るといびきを搭載した方が一番合理的で勝率が出ると判断した。

眠る&いびき➔身代わり&守るの型もよく使っていたが、レート帯が上がると身代わりがディスアドになりやすいので辞めた。

 

奇石イーブイは、エボルZイーブイのような絶叫要素をあまり抱えていない。ミラーにはくすぐると眠るで優位に立ち、エボルZイーブイにも物理型ならくすぐると寝るで受け切れるというワンチャンが残せる。ピカチュウ側が三竦み崩しメタとしてくすぐるを採用していない限り、安定して勝つことができる。

奇石イーブイのメリットは2つあると考えられる。一つ目はミラー意識のSのチキンレースをする必要がないことだ。つまりお祈り要素が減って心臓に優しい。くすぐるで相手のAを1段階下げてしまえば、あとは眠るで完全に受け切れるので、上から動かれても下から動かれても困らないからだ。一方、ピカとエボルZイーブイはどうしてもSで勝たないとミラー時不利になりやすい。二つ目は本番に一定数存在するであろうスカーフイーブイや襷イーブイなどの、不意なテロや外道に負けづらいことだ。

一方、デメリットとしては遂行速度が遅いため時間がかかること、試行回数稼がれて急所による運負けが発生しやすいことがある。とはいえグーチョキパーの中で一番安定しているので、本番を想定した時、用意した個体の中で一番積極的なポジションにいた。

型としては、B振り個体を含めたピカチュウへの絶対的な役割遂行のための恩返し+石火は不可欠で、残りの変化技枠は 毒毒をキャンセルできる眠ると相手のAを下げられるくすぐるが一番合理的だと考えた。眠るの搭載により影分身や泥かけなどでPP切れを狙ってくる外道に対して、PPを逆に枯らしに行くことができる。負けて当然なエボルZイーブイとのマッチングでも、相手が物理技しかなければ何とか受け切れるので、ワンチャンは残せる。

 

ピカチュウは、A補正の神速持ち電気玉AB型が一番強かった。S無振りでもほとんどのイーブイを抜ける上に、電気玉瓦割でHB特化奇石イーブイをも高乱数2発で倒せるAと、Aに少し振ったイーブイの恩返し+石火を耐えるBを同時に確保できるからだ。

A補正をかけたことで、ボルテッカーを撃たなくても瓦割+先制技で、Sのチキンレースを進め過ぎて耐久が疎かなエボルZイーブイを高確率で倒すことができる。対イーブイでボルテを撃たなくてもよくなったおかげで、ボルテ反動+恩返しで落ちてしまう心配がなくなって、より安定する。

ミラーにおいても、B振りのおかげ気合パンチZをある程度耐えるようになるので、守るで猫騙しと気合パンチZのどちらか一方を透かしながら優位に立てる。但し相手がHBCの特殊型や意地神速を2耐えするような奇石型だとほぼ勝てない。実際、ピカチュウを使うようになってから一気に負けが重なることはほぼなくなり、安定してレートを稼げるようになった。

そのため、先述したように終盤ではピカチュウを一番信頼していた。ただし、本番を想定した時、一定数存在するであろうスカーフイーブイに足元をすくわれることが懸念されたため(実際かなりいた)、用意したグーチョキパーの中では2番目のポジションにいた。

 

Part.2 初期に採用したが弱いと判断した技について

一つ目は、エボルZイーブイあくび。あくび+守るからのエボルZorとっておきはシンプルに強いが、簡単に防がれてしまう。イーブイ対面でいえば、初手身代わりを置かれたり、欠伸が成功してもいびきされたり、寝言で攻撃技を引かれたりする。ピカチュウ対面でいえばエレキフィールドを張られたり、寝言で攻撃技を引かれたりする。使えば使うほど信頼度が下がっていった技で、こちらがいびきor寝言を採用して初手Zした方が全然安定すると気付いた。

二つ目は、奇石イーブイ毒毒。主に毒願い守るの3点セットで使い、エボルZイーブイと奇石イーブイをいなすため(ミラー意識と三竦み崩しのため)に採用される技たが、あくびと同様に簡単に防がれてしまう。イーブイ対面でいえば、初手身代わりを置かれたり、眠るで毒をキャンセルされたりする。しかも毒願い守るにしてしまうと恩返しのワンウェポンになり、本来有利なはずの電気玉ピカに一回しか攻撃できず、代わりに相手に上から瓦割2発で倒されるという悲しいことになる。そのため、キャンセルされづらいランク変化技であるくすぐると毒対策の眠るを採用した方が安定すると考えた。

三つ目は、ピカチュウアンコール。あると何かと便利なイメージはあるが、イーブイ対面でいえば、守ってくる場合は大体Z持ちの時なので、アンコールが有利に働くことはほぼない。ピカ対面でいえば、猫騙しをされたからといってアンコール打つのもさすがにイカれているので打つチャンスがない。

 

◎用意した個体

皆の報告を見て、メロメロをしてくる外道が一定数いると知ったので、そいつらを分からせるために土曜日に改めてすべて個体で孵化し直した。神速ピカチュウは元からだけど。なのにピカチュウからメロメロ飛んできた時はさすがに台パンした。


B補正エボルZイーブイ
技:とっておきアシパ眠るいびき
エボルZの元となるとっておきは確定(Z以外で打つことはない)。
メインウェポンとしてアシパを採用。
毒願い守るイーブイと、影分身や泥掛けでPP切れを狙ってくる外道をいなすための眠る。
欠伸守るへの切り返しとなるいびき。確定眠りターンと最速眠ターンにしか押さない。3割怯みの追加効果でメタグロスの気分を味わえる。

調整:116-0-172-116-4-100
実数値:145-X-101-80-86-88
Cラインは、お互いエボルZ積んだ状態でアシパで159-85イーブイを乱2(確か95%以上)で倒せる116に設定。
SラインはS+2で最速スカーフイーブイを抜ける88に設定。おかげでZミラーで抜かれることは一度もなかった。
残りはHBに振り分けた。なおこのHBラインでは電気玉ボルテで確殺される模様()

感想
調整と技構成からわかるように、本来負けて当然なピカチュウとのマッチングは完全に切っていてイーブイを〇すことしか頭にない型である。試行錯誤を重ねた末、最大限勝率を確保できる、と判断した型。ピカチュウに全敗する気持ちで行ったが、浅いピカチュウが多かったためなんと5勝はできた。

今大会で一番最初に投入した型。といっても日曜の午後4時だが。理由はそれまでに上がった報告をみていると、精神的負担が大きく信頼度が最も低いと判断したZイーブイで1800近くまで行ってる人が一定数いたからだ。

環境見ながら相談していたBさんと「このマッチングゲー環境で最上位に行くには、ピカを引かずに1600に到着してイーブイを狩り続けるしかない。そのため複数ロムで全部エボル Zイーブイにしてどれかで上振れを引きに行くことが最善手だ」という結論に辿りついたのも投入した理由の一つ。

しかしいきなり最初にピカを4連で引いて闇落ちした。その後めげずに潜り続けて、20戦超えた時点でやっと1600の楽園に到着。その後はひたすらイーブイを狩り続けた。最後に1700中盤の高レートから2回ドレインして30戦フル消費で何とか1700を超えた。

Sがかなり高いのと、アシパで確2が取れるまでCに振ったおかげで対イーブイは17勝1敗と予想通りの高勝率をたたき出せた。

欠伸守るを搭載しているエボルZ対面でも、相手がZするターン(こちらは確定眠り)に上から打ついびきで相手が怯まない+最速起きせずに上から打ついびきで相手が怯まない+準速起きターンにこちらが起きないという事態(確率としては16%)が発生しない限り勝てる(実際にこの16%を引かれてミラーで1敗したのは内緒)。互いに欠伸しあう展開よりはずっと安心感がある数字だと判断した。

基本的は予想通りすぎて何もいうことがない感じ。もっとマッチング運に恵まれたかったとは思う。一方Bさんはマッチング運が大変良かったため1位を取った自信があるらしい。結果が楽しみだ。



B補正HB奇石イーブイ
技:恩返し石火くすぐる眠る
電気玉ピカ、Zピカへの絶対の役割遂行のために恩返しと石火を採用。恩返しだけではB振りピカは倒せない。捨て身タックルに変えてももっとAに振らないと倒せないし、ボルテダメージ+捨て身反動で自分が落ちるという悲しい結果になる。
変化技枠は「環境読み」で先述したように、ミラーへの勝率を最大限高めるためにくすぐると眠るを採用。

調整:164-124-204-0-4-12
実数値:151-91-105-X-86-77
Hラインは奇石ピカの地球投げ意識で151に設定。これにより地球投げしか攻撃技がない奇石ピカを眠るで完封できる。
AラインはB252振りピカを恩返し+石火で96.09%の確率で倒せる91に設定。
Sラインは奇石ミラー意識で77に設定。型判別にも少し役立つ。
余りはBに。

感想

予想通りグーチョキパーの中でもっとも速く1600に乗ったが、その後伸び悩んだ。

エボルZイーブイを回したとき序盤にいきなりピカチュウを4連で引いたので、無敗1600を期待していたが、最初はいきなりイーブイを4連続で引いたり、2試合連続で急所でで負けたりして、この日の下振れをすべて請け負った感じ。ただ、ピカチュウを回したときは逆に運がよくなったので良しとする。



A補正AB電気玉ピカ
技:瓦割神速守る寝言
A特化しているためボルテッカーを使うまでもない。イーブイ用の瓦割、ピカ用の神速しか打たないのでウェポンは2つまで。

守るは気合パンチZと穴を掘るを透かすために採用。Bに結構振っているので気合パンチZは一定の確率で耐えるが、猫騙しと合わさると倒されてしまうので、猫とZのどちらかをガードする必要がある。猫騙しのダメージ見てZと判断したら守るでZを透かしに行くと決め打ちしていた。

寝言はあくび対策。まぁピカチュウに欠伸打つのはどうかなと思うけど、打ってくる人が一定数いるため切れなった。エレキフィールドを覚えられればよかったが、遺伝技と神速は両立できないので仕方なく寝言にした。寝言で攻撃技を引かない+最速起き失敗する確率を考慮すればまぁエレフィの代わりに採用する価値はあると判断した。

技枠が5個あれば奇石ピカに受け切られないように穴を掘るor叩き落とすを採用したかった。

調整:0-244-196-0-0-68
実数値:110-116-85-X-X-119
Aラインは252振りでも確か何かの乱数が変わらなかったので244まで。
Sラインはミラーケアと謎の最速イーブイケアのために、最速イーブイ抜き抜きの119に設定。
残りは物理耐久を最大限上げるためBへ回した。

感想
最終日の夜に投入した自称†最後の裁き† ()

意地がよかったけどやんちゃしか借りられなかった。それとイーブイを回したとき、ピカチュウが不利を取るスカーフイーブイと襷イーブイの2大テロが想像より多かったのでずっと出し渋っていた。

しかし皆の報告やキャスを見ていて、どうも最終日の夜は三竦み以外の型は少なくなる+ブイブイ対面で有利なZイーブイが多くなりそうだと判断して投入した。

実際刺さりまくった。スカーフイーブイを1回しか引かなかったのも運がよかった。上のレート帯もイーブイだらけだったのでやりやすかった。ただ、1700載ったあとにHBC電気玉めざ地面持ちピカチュウと奇石ピカチュウを引いたのは意外だった。君たちどうやってZイーブイ軍団をくくりぬけて1650以上に来たんだよ...結局マッチングゲー?あっそう...

序盤プレミで1試合、気合パンチZ急所が1試合発生していなければ1770以上は行ける自信はあった。まぁ終わったことなので何言っても現実は変わらないけど。

結構面白かったのは危険予知で瓦割に反応して身震いしたエボルZイーブイが全員「初手猫騙し読み突っ張り(+二ターン目守る)」の動きをしてきたこと。それ意味ないんだよなーって言いながら全員初手瓦割で沈めてやった()(※訂正あり)

 

◎追記:危険予知ZイーブイVS格闘技持ちピカ

最後の段落の記述について、「プレシャスボールが見えたら猫騙しはないことがわかるため、危険予知は瓦割に対して発動したことがわかり、瓦割と神速を耐えることを祈りながら初手エボルZを積むしかないので、初手に守らないのは何も不自然でない」とご指摘いただきました。

そこで改めて危険予知イーブイピカチュウの対面について考えた。お互い1ターン目の技を決める前に、以下のような情報交換が行われる。

ピカ側は、危険予知の発動から、このイーブイおそらくエボルZ型で、かつハイパーボイスを持っていない(身代わりおしてもハイパーボイスが飛んでこない)と判断できる。また、自分が格闘技を所持ていることが相手に知られたと認識する。

イーブイ側は、危険予知の発動とプレシャスボールから、このピカは遺伝技の猫騙しとアンコールがなく、おそらく瓦割or気合パンチZを所持していると判断できる。

イーブイ視点から考えると、ピカが電気玉持ちで格闘技が瓦割ならば、エボルZを成功させることしか勝ち筋はない。ピカが気合パンチZ型ならば、危険予知を見て守られることを警戒してZを躊躇って身代わりなどを押す可能性が高い。

そのため、この対面でのイーブイの一番勝率が高い動きは、初手エボルZを押すことであると言える。

クラインヴァルト(TNクルル)さん、ご指摘ありがとうございました。

 

◎結果

カロム 最高1751 最終1734
ブイロム 最高最終1703

 

◎大会の振り返り
1.大まかな三竦み関係が成り立っている状態の環境を考えていたが、本番ではピカチュウ使いが全体的に浅かった。そのため、本来どれも牽制されているグーチョキパーだが、エボルZイーブイへの牽制力だけが弱まった。結果的に、「上に行けるかどうかはマッチング次第」であることには変わりはないが、エボルZイーブイが最上位を占める結果になった。これは予測できなかった。しかし、3日間もあったのに、大会中とはいえ、環境に合わせて自分の意識を変化させられなかったのは反省点。

 

2.今大会が基本的にはマッチングゲーであることは間違いない。また、多くの方が言っているように、下位には浅いピカチュウがたくさんいて、上位はほとんどイーブイだった。

イーブイの中でも、安定して1600~1700に辿りつけるのは、下位のピカ軍団に安定して勝てる輝石イーブイだ。しかしZイーブイに不利をとるため、1600に載った後は伸び悩み、最上位には中々辿り着かない。

一方、Zイーブイはまともなピカチュウには基本的に勝てないので、1600以上に中々辿り着かない。しかし一旦上振れて1600に乗れれば、レートが高い輝石イーブイからレート吸い放題の状況が訪れるため、一気に伸びて最上位にたどり着きやすい。

つまり、今大会の正しい戦い方は、イーブイミラーに強い(S88以上で毒対策も持っている)Zイーブイを用意し、初日のエンジョイ勢が多くて浅いピカチュウが特に多い状態でレートを1600以上に上げ、最終日夜まで保存して、環境が安定した状態(意味不明な型が少ない状態)でレートが上がったイーブイからレートを吸いまくって一気に駆け上がることだと考えられる。

 


◎余談:ネット大会を通しての出会い
プリティプリマから全ネット大会に参加してきたが、取り組む過程で知り合いが増えていくのもネット大会の良い所の一つだと思う。

今回の出会いで特筆すべきなのは、試行錯誤の途中で偶然に知り合ったネット大会最強プレイヤーBだ。今までネット大会最強はremさんとずっと思っていたが、上には上がいた。

彼にはシャドースチールの時から認識されていたらしい。メガランブルのとき何度も戦ったことがある人だが、IDも外人っぽいし、英語で交流していたため、ずっと海外勢だと勘違いしていた。

BWからずっとネット大会やっているそうで、昔の成績は聞いていないが、SM以降のネット大会ではトップ3に何度も入っていて、2回1位を取っている。正直聞いた時はこんな強いやつがいるのかと震えた。

本人曰く売名には興味がなく、いつも順位だけ確認して終わりらしい。Twitterでも全く成績を呟いていない。そもそもほとんどツイートしてない。何か仙人のような人だなと思ったけど、実際は陰湿ムーブを一切怠っていなかった。まぁ結果出せることが正義だから、これからは見習っていこうと思う。

交流してて結構ためになる話がたくさん聞けていいなと思った。後は、自分がSM以降のネット大会のことしか体験していないから、それ以前のネット大会を体験している人から色々聞けるのが単純に楽しかった。

同じネット大会ガチ勢として、あと同い年なのもあって、謎に闘争心が燃えた。USUMのうちに彼に一度は勝ちたいなと思った。最後に彼の名言を載せる()

 

「凡人が勝つには相応の努力が必要だからね」

「中途半端に辞めるなら潜って死にましょう。2位とか3位とか取ってもモヤモヤするだけっすよマジで」

「俺の最終レートはランキングの一位を確認してくれ 以上だ」

 

 

 

......

 

 

 

次のネット大会も頑張るぞ🔥o(≧▽≦)o🔥