˚✧₊⁎星のうつわ⁎⁺˳✧༚

˚✧₊⁎Vessel of star⁎⁺˳✧༚

敗者の剣

※不具合によりほとんどのドット絵が表示されなくなっています※

 

閲覧ありがとうございます!

先日参加した、まる@ロリさん(@maru_kusa)主催の「カミツルギ1on1」についての記事です。

最近特殊ルールのモチベが高いので、前回参加した「ミノマダム1on1」に引き続き、参加を決めました。カミツルギはフォルムが1通りしかなく、シングルダブル問わず使用率が高いポケモンであるため、ミノマダムよりかは短時間に考察ができそうだと気楽に臨みました。

考察の結果、相手が特殊型ならそのめざ炎+真空波を、相手が物理型ならその聖剣+真空波を耐えるように、オッカの実とHBD調整によって行動保障を得て、逆にこちらのめざ炎+真空波で相手を倒すHBDオッカ剣が最強だと考えました。

しかし、実際の大会では予選を抜けたあとすぐあっけなく負けてしまい、優勝した型はCS襷剣を完全に切ったHD弱保剣でした()

 

◎大会の説明

※素敵なイラストはおかゆさんの作品から拝借しました。ご快諾ありがとうございました!

ルール発表:2018年5月29日(火)(開催11.5週間前)

開催期間:2018年8年18日(土) 21:00~

ルール:形式はシングル11。レベルは50固定。使用可能ポケモンPokémonicon 798.pngのみ。持ち物について、Zクリスタルのみが禁止されている。また、今大会はリーグ予選➔上位2予選名抜け➔決勝トナメ、という形で進行される。

 

◎ステータスの確認

Part.1 種族値の確認 

メジャーポケモンなので改めて確認する必要もない気がするが念のために。

f:id:starkazu:20180817132432p:plain

やはりCとDが非常に低い。物理技より特殊技で殴り合ったほうがよさそうか?

 

Part.2 有用な技の確認

物理技聖なる剣ギロチン

特殊技真空波めざパ炎

回復技光合成

ランク変化技剣舞瞑想鉄壁

 

ここから、以下のようなことがわかる。

1.基本技に、2倍弱点を突ける優秀な先制技である真空波がある。

2.基本技に、2倍弱点を突ける物理技である聖なる剣がある

3.技マシンで、4倍弱点を突ける特殊技であるめざ炎を覚える。

4.ピカブイでのエボルZやミノマダム1on1での蝶舞のような、対面を大きく有利にできる積み技が存在しない。

5.そもそも覚えられる技が少なすぎる()

 

物理型にして聖剣で殴るか、特殊型にしてめざ炎で殴るかでまず悩む。ただ覚えられる有用な技が圧倒的に少なくて技枠が有り余るので、どちらにせよ真空波採用されることは間違いない

 

◎最善な型の考察

Part.1 ダメージの確認

まず参考として実数値をまとめてから計算をする。

耐久無振り798に対するダメージは、

A180の聖剣:67.1%〜80.5%
A233の聖剣:79.1%〜94%

C71のめざ炎:95.5%〜113.4%
C79のめざ炎:104.4%〜125.3%
C111のめざ炎:149.2%〜176.1%

ここから、

物理型の聖剣より特殊型のめざ炎のほうが、相手に大ダメージを与えられる

そもそも相手の攻撃を2耐えするのが難しそうだから積み技を使う暇がなさそう

の2点がわかる。

 

Part.2 持ち物による分類

有用な持ち物の候補として、

火力増強アイテム:拘り眼鏡Itemicon Wahlglas.png、拘り鉢巻Itemicon Wahlband.png、命の玉Itemicon Leben-Orb.png、達人の帯Itemicon Expertengurt.pngなど

行動保障アイテム:気合の襷Itemicon Fokusgurt.png、突撃チョッキItemicon Offensivweste.png、オッカの実Itemicon Koakobeere.png、ヨプの実Itemicon Rospelbeere.pngなど

が挙げられる。

持ち物によって、大きくItemicon Wahlglas.pngItemicon Wahlband.pngItemicon Leben-Orb.pngItemicon Expertengurt.png持ちのアグロ剣Itemicon Fokusgurt.png持ちの襷剣Itemicon Offensivweste.pngItemicon Koakobeere.pngItemicon Rospelbeere.png持ちの耐久剣の3種類に分けることができる。次に、それぞれの型について考察する。

 

1.アグロ剣

アグロという言葉の意味はよく理解してないけど、響きが気に入ったのでとりあえずこういう名前で()

Part.1からわかるように、耐久無振りだとC79のめざ炎ですら確定で落ちてしまう。よって、持ち物による行動保障がないアグロ剣は、相手の攻撃を一発耐えるように努力値調整をする必要がある

火力増強アイテムを持っていない798を相手として想定してダメ計すると、A233の聖剣+真空波はHに244/Bに132振れば確耐えできるが、C111のめざ炎+真空波は、HD特化しても約48.5%の確率で落とされてしまう。

このようにギリギリな耐久をしているので、対襷剣の勝率を拾いに行く場合、自分から耐久を落としに行くItemicon Leben-Orb.pngの採用はありえない。

よってアグロ剣は持ち物によって、対襷剣の5割の勝率を拾いに行くItemicon Expertengurt.png持ちの帯剣と、対襷剣の勝率は捨てるItemicon Wahlglas.pngItemicon Wahlband.png持ち拘り剣に分かれる。

帯剣はさらに物理or特殊と配分によってDS物理帯剣DS特殊帯剣HD物理帯剣HD特殊帯剣の4種類に分かれる。

帯剣を使うなら、①②③④のどちらかになる。

①DS物特殊剣
20X-4-4-228252
※太字の数値は確定の数値で、細字の数値は自由に調整が効く数値(以下同様)
ミラーを勝ちに行く最速&C111めざ炎50%耐え

②HD特殊帯剣
252X-0-0-236-20
C111めざ炎+真空波51.56%(132/256)耐え&なるべく速く

③DS物理帯剣
20-4-4-X228252
ミラーを勝ちに行く最速&C111めざ炎50%耐え

④HD物理帯剣
252
0-0-X236-20
C111めざ炎+真空波51.56%(132/256)耐え&なるべく速く

 

拘り剣については、ぱっと見勝率よくなさそうだったので、ほかの10種類の型の配分をすべて考えてから、それらに対して最大勝率を出せるように最後に配分を考えた。使うなら、⑤⑥のどちらかになる。

⑤AD鉢巻剣
4
236-4-X220-44
後述するHBDオッカ剣を聖剣で43.8%で乱1(最大ダメージ)&先述したC4振り特殊帯剣のめざ炎確定耐え&なるべく速く

⑥CD眼鏡剣
4X-4-228220-52
先述したHD帯剣をめざ炎で確1&先述したC4振り特殊帯剣のめざ炎確定耐え&なるべく速く

 

2.襷剣

襷で相手の1発目の攻撃を耐えつつ、相手をめざ炎+真空波or聖剣+真空波で倒すことを勝ち筋とする。

襷による行動保障があるため耐久に振る必要が全くない代わりに、2ターン目に相手以上に速く真空波を撃つ必要があるので最速である必要がある

よって襷剣は、物理型か特殊型かでAS襷剣CS襷剣の2種類に分かれる。

襷剣を使うなら、⑦⑧のどちらかになる。

AS襷剣
4-2364-12-X252

CS襷剣
4-X-0-2520-252

 

3.耐久剣

持ち物と耐久調整を通して、相手の聖剣+真空波orめざ炎+真空波の両方を耐えつつ、こちらの聖剣+真空波orめざ炎+真空波で相手を倒すことを勝ち筋としている。

Part.1 ダメージの確認からわかるように、火力増強アイテムがないとA特化しても聖剣で無振りの相手を倒せないので、努力値をなるべく耐久に割きたい耐久剣は、聖剣ではなくめざ炎を採用するのが基本である。

次にこの3つの道具を比較してみる。

まず特殊耐久を上げるItemicon Offensivweste.pngItemicon Koakobeere.pngを比較する。

めざ炎+真空波の合計ダメージを計算すると、Itemicon Koakobeere.pngの方がよりダメージを抑えられることがわかるので、Itemicon Offensivweste.pngは不採用。※この判断が反省すべき点の1つ)

よって耐久剣は持ち物によって、オッカ剣ヨプ剣の2種類に分かれる。

オッカ剣を使うなら、⑨⑩のどちらかになる。

⑨HBDオッカ剣
244
X606868100-36
耐久重視の型で、実際に採用した型でもある。調整意図は後述する。

⑩CDオッカ剣
84
X-12-252132-28
火力重視の型。調整意図は省略。

 

ヨプ剣を使うなら、⑪⑫のどちらかになる。

HDヨプ剣
252
X-0-0-236-20
C111めざ炎+真空波51.56%(132/256)耐え&なるべく速く

⑫CDヨプ剣
84
X12252116-44
調整意図は省略。

 

◎比較と最終選定

持ち物によって分類した12種類の型の総合勝率を割り出して表にまとめた。

計算結果によると、HBDオッカ剣の総合勝率が最も高いという結果が得られた。

ただこれは全部の型は同確率で存在すると仮定した上での計算結果であるので、最終チェックとして、本番で多いと予想できる襷剣と耐久剣のみに絞って、改めて総合勝率を計算しなおしてみる。

 

すると、HBDオッカ剣の総合勝率が最も高いという結果が得られた。

どっちからも同じ結果が得られたので、これは間違いないと思い、HBDオッカ剣を採用した。

 

めざ炎真空波ギロチン/-
持ち物:オッカの実Itemicon Koakobeere.png
性格:図太い
努力値244-X-6068100-36
実数値:165-X-174-88-64-134
調整意図
HB:⑤のAD鉢巻剣の聖剣を62.5%で耐え。同時に、DS物理帯剣、HD物理帯剣の聖剣+真空波を確定耐え。

HD:⑨のCDオッカ剣のめざ炎+真空波を215/256(83.98%)で耐え。同時に、DS特殊帯剣、HD特殊帯剣、AS襷剣、CS襷剣、HDヨプ剣の5種類のめざ炎+真空波を確定耐え。また、CD眼鏡剣のめざ炎を確定耐え。

:①のDS特殊帯剣をめざ炎+真空波で確定。同時にDS物理帯剣、AD鉢巻剣、CD眼鏡剣、AS襷剣、CS襷剣の6種類をめざ炎+真空波で確定。ただし、CDヨプ剣に対してはやや有利な乱数にとどまる。

:耐久剣の同速勝負に勝つための安心できる数値として36振り。実際本番でも耐久剣の中では、自分を除いて最速は28振りだったため正解と言える。

 

ダメ計結果をメモに取り、本番では与ダメや被ダメから相手の型を判別しながら試合を進めようと決めた。

といっても2ターン目にめざ炎をもう一度撃つか、それとも真空波を撃つかの違いしか生じないが。

 

◎結果

予選リーグではCS襷剣と、回復実(おそらく)型剣を引き、無事2-0で勝利して予選抜けとなった。

決勝トナメに進んだ後、1回戦目はシードのため休んでいましたが、2回戦目で相手の、こちらのめざ炎を2耐えするくらい耐久に厚いチョッキ剣にあっけなく負けてしまった。

ということで全部で3試合しかできず、最後あまりにもあっけなく負けてしまい、実感が湧かないまま敗退した。

ちなみに優勝者のアクセルさんが使用していたのはめざ炎/真空波/瞑想/守るの穏やかItemicon Schwächenschutz.pngだった。初手に瞑想をして2回目の攻撃も耐えるようにしてから攻撃をする型だそうだ。

 

また、参加者17人の持ち物と型の内訳は

アグロ剣Itemicon Schwächenschutz.png3、Itemicon Salkabeere.png  
襷剣 
耐久剣11Itemicon Koakobeere.png3、Itemicon Rospelbeere.png2、Itemicon Offensivweste.png4、Itemicon Tsitrubeere.png1、Itemicon Giefebeere.png

弱保型とカムラの実型は持ち物による行動保障がないため、とりあえずアグロ剣に分類した。

まためざ炎持ち剣は16体中12体だった。これはルール発表から本番まで2、3か月間あったおかげでもあり、参加者の本気度合の現れでもあると思う。

結果として、参加者の大多数が、考察で一番勝率が高いと判断した耐久剣を使用した。当然といえば当然かもしれない。

 

◎反省

まず、自分の考察が全く通用しなかったのが残念だった。しかも優勝者の型が、考察で出した

積み技を撃つ暇がない

Itemicon Fokusgurt.png持ちか、Itemicon Koakobeere.png持ちでHBに振るか、Itemicon Rospelbeere.png持ちでHDに振るか、のいずれかの行動保障がないと高い勝率は維持できない

の2点の結論をほぼ否定した型だったのがさらに悔しかった。

アグロ剣の考察で先述したように、持ち物による行動保障がなければHD特化しても、C111798のめざ炎+真空波で約48.5%の確率で落とされてしまうが、公開された優勝者の調整だと、これを14/256でしか耐えない。

つまり、本番でまぁまぁいると予想していた襷CS剣に対して94.53%の確率で負けるような型が優勝したということになる。

やはりピカブイみたいなただのマッチングゲーだったのかと嘆いた...(ただの負け惜しみ)

 

まず「自分の考察の何が行けなかったのか」について考えてみる。

1.耐久剣の考察でめざ炎+真空波のダメージを計算した時、Itemicon Offensivweste.pngよりItemicon Koakobeere.pngの方がよりダメージを抑えられたのでItemicon Offensivweste.pngは不採用とすぐに決めつけてしまったのがいけなかった。

◎最善の型の考察Part.1 ダメージの確認にてダメ計をしたとき、どうもカミツルギの耐久では聖剣+真空波orめざ炎+真空波で落ちてしまう、つまり基本2ターンでゲームが終わると思い込んでしまった。そのため、2ターン耐えきれば勝てるとずっと考えながら考察していた。

しかし耐久剣同士の殴り合いになると、めざ炎+真空波で試合が終わることは決してなく、めざ炎を2回撃たないといけないのが普通だ。

これもダメ計を通してわかっていたはずなのに、この事実から、実は耐久型のめざ炎の撃ち合いを考えたらItemicon Koakobeere.pngよりItemicon Offensivweste.pngの方がダメージを抑えられるから、耐久型同士の殴り合いが頻繁に発生するであろう本番の環境において、耐久型を採用するにしてもItemicon Offensivweste.pngを採用すべきだという答えに辿り着けなかった。

 

2.考察段階でカバーする範囲を広く取り過ぎたかもしれない。

実際、Itemicon Wahlglas.pngItemicon Wahlband.pngItemicon Leben-Orb.pngItemicon Expertengurt.pngちのアグロ剣を採用した人は一人もいなかった。いつもメタを考える時、無駄に広範囲にメタを貼るクセがあるのは自分でもわかっていた。

ただ、今回はそれをどうにかしようと、最終チェック段階で、本番でメジャーとなるであろう襷剣と耐久剣を対象に絞って勝率を再チェックしたが、それでもHBオッカ剣が最も勝率が高いという結果になってこの型に決めたという経緯があるので、この点は仕方ないのかなとも思う。

 

次に、一応弱保剣の強さを考えてみる。

今回、積み技を使う暇がない=簡単に相手より圧倒的有利な立場になる方法がないということに気づいてから、耐久型にして行動回数を増やすのが最善だという方向に考察を進めた。

でもこのメタゲームにおいて、「勝率がよくない物理型そんなにいるわけがない」、「全員がかならず初手に弱点をついてくる」、「耐久剣はせいぜい臆病めざ炎+真空波耐え程度までにしか振っていない(=弱保発動後のめざ炎をほぼ耐えない)」の3点の認識は考察を通して認識していた。

CS襷剣がいないと大胆に予想するのであれば、本番ではHD振りでほとんどの相手の1ターン目の攻撃+2ターン目の真空波を耐えられることになる。

よって、上記3点の認識と「本番どうせ火力増強アイテム持ち剣に加えて、CS襷剣もいない」という大胆な予想から、HD振りで相手の攻撃を耐えて弱保を発動させて高火力を押し付けるという、積むのに1ターンを無駄にしない強力な“積み技”を搭載した型も有りだという結論に至るべきだった、かもしれない。

 

ただ、弱保剣が優勝できたのは、「たまたま本番で圧倒的に不利なCS襷剣が1体のみだったという偶然がもたらした勝利なのか」、それとも「必ず本番で圧倒的に不利なCS襷剣が少ないという明確な予想に基づく約束された勝利なのか」は、よくわからない。

だから、もう一度やるにしても僕は弱保ではなくチョッキ剣を採用すると思う。

 

とにかく今回の反省は、前提を決めて考察を一通りし、環境に関する正しい認識を得た後、もう一度最初に決めつけた前提の正しさについて考えてみるということに尽きる

 

◎感想

初めてニコニコ生放送を通して進行する大会に参加して、色々わからないことがあって大変だったが、皆さんに迷惑をかけずに大会を終えることができてほっとした。

ただ、結構時間をかけて考察したのに、あっけなく負けてしまったのがとても悔しい。しっかり考察と結果がかみ合わなかった理由を考えて反省し、そこから得た知見を次に生かしたい。

次はラブリィさん主催の「一撃祭」とせうゆさん主催の「顎の発達したポケモン1on1」の考察をしたいと思う。


t.co

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Bést Madame♪

閲覧ありがとうございます!

先日参加した、夜綱さん主催の「ミノマダム1on1」についての記事です。

参加人数は少数でしたが、やってみて割と面白かったので、考察内容などを記念に書き記します。ただ、開催当日に参加しようと決めたため、考察時間は3時間程度しか取れず、ある程度甘えた考察となっています。

最終的にたどり着いた答えは、行動順で上を取りにいかなくてもいいように、努力値調整と持ち物を利用して行動回数(≒攻撃回数)を相手よりも増やせば確実に勝てるということです。

なせこのような答えにたどり着いたかについて、順を追って説明します。

 
◎大会の説明

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ルール発表:2018年7月25日(水)(開催2.5週間前)

開催期間:2018年8月12日(日) 21:00~

ルール:形式はシングル11。レベルは50固定。使用可能ポケモンは草木の蓑の姿Pokémon-Icon 413.png、砂地の蓑の姿Pokémon-Icon 413a 3DS.png、ゴミの蓑の姿Pokémon-Icon 413b 3DS.pngのいずれか1体のみ。持ち物制限はなく、過去作も使用可能である。ただし、王冠使用済み個体は使用不可。例えば、めざ炎個体を使うと最速にできなくなる、ということになる。

 

 

◎フォルムによる違いの確認

Part.1 種族値の違い

f:id:starkazu:20180814181646p:plain

HとSの種族値はどのフォルムでも同じだが、その他の種族値はフォルムごとに異なることがわかる。

 

Part.2 覚える技の違い

まず全フォルム共通の技の中で有用な技として、以下の技がある。

基本技蝶舞不意打ち

レベル技虫食いめざパ

技マシン毒毒日本晴れ雨乞い眠るまとわりつく身代わり

教え技がむしゃらエレキネット

過去作限定技自然の恵み

 

ここから、以下のようなことがわかる。

1.蝶舞という共通の高性能な積み技がある。

2.基本技に先制技の不意打ちがある。

3.毒毒まとわりつくを絡めた、定数ダメージで相手を倒す型が実現可能である。

4.めざパおよび自然の恵みを覚えるため、あらゆるタイプの攻撃技が飛んでくる可能性がある。

 

特に今回主催の夜綱さんは3世代からの乱数ガチ勢なので、本人も参加者も昔からかなりやりこんでいる可能性が高いと予想される。しかもわざわざ過去作使用可能と書いてある以上、自然の恵みは絶対に警戒したい。

 

また、各フォルムのオリジナルな技も意外と多い。それらをまとめてみる。

f:id:starkazu:20180814181323p:plain

 

表から、以下のようなことがわかる。

1.ミノマダムが出せる最大火力技はPokémon-Icon 413.pngリフストZ

2.ミノマダムが持つ回復技は、共通の眠る以外だと、Pokémon-Icon 413.png光合成しかない。

3.ミノマダムが持つ有用な積み技は、共通の蝶舞以外だと、Pokémon-Icon 413.png成長しかない。性能は蝶舞には劣るが、日本晴れZと組み合わせると面白そう。

4.Pokémon-Icon 413a 3DS.pngと対面したら地割れが飛んでくる可能性がある。

5.Pokémon-Icon 413b 3DS.pngと対面したら襷メタルバーストが飛んでくる可能性がある。

 

Part.3 タイプ&耐性の違い

Pokémon-Icon 413.pngは虫/草、Pokémon-Icon 413a 3DS.pngは虫/地面、Pokémon-Icon 413b 3DS.pngは虫/鋼。

それぞれの耐性を確認すると、以下のようになる。

f:id:starkazu:20180814181652p:plain

※耐性の列の赤字は 1/4 or 無効 を意味する。

前述したように、ミノマダムはめざパも自然の恵み(持っている木の実で技のタイプと威力が変わる技)も覚えるので、あらゆるタイプの技が飛んでくる可能性がある。

そこで、上記の表に基づいて、この環境での通りの良い技のタイプを割り出すと、炎>飛行>虫>その他という順になる。逆に、通りの悪い技のタイプは、草>電気>地面>その他という順になる。

つまり、Pokémon-Icon 413.pngPokémon-Icon 413b 3DS.pngの4倍弱点、Pokémon-Icon 413a 3DS.pngの2倍弱点を付ける炎技がこの環境で一番採用価値が高いことがわかる。 

そこで、特殊技のめざパ炎と物理技の自然の恵み(炎)を比較してみる。

めざ炎は威力60と控え目だが、連続で使用可能で、大体のミノマダムを2、3発で倒せる。また、持ち物の縛りがない。

自然の恵み(炎)の最大威力は90と高く、大体のPokémon-Icon 413.pngPokémon-Icon 413b 3DS.pngを1撃で倒せるが、木の実を消費して発動する技であるため、1回しか使えない。また、持ち物は木の実に限定されてしまう。

 

 

◎最善な型の考察

Part.1 技構成の最適解

フォルムによる違いの考察から得た結果として、この環境で一番通りが良いめざ炎をメインウェポンに据えて、蝶の舞を積み技とするのが、最も安定すると考えた。

蝶舞はミノマダムの基本技であるので採用しやすい。また全フォルムのミノマダム共通の最強の積み技でもある。

相手が蝶舞型でこちらが蝶舞型でないとすると、こちらが攻撃する前に相手にDを上げられた場合、一方的に不利になる。

よって、お互いのCとDのランク差が生じないように、こちらも蝶舞を搭載する必要がある。

また初手に蝶舞を押すことをルーティン化することで、Pokémon-Icon 413b 3DS.pngと対面した時にメタルバーストの読みをしなくても済むようになるというメリットもある。

 

そして、残りの2つの技の最適解を考える。

1on1の戦術として一般的に使用されるものの1つとして、毒みがまもがある。交代で毒ターンをリセットされる心配がないところが強みである。そして、先述したように、ミノマダムも毒毒を覚える。

Pokémon-Icon 413.png光合成以外、ミノマダムが覚える回復技は眠るしかないが、半回復実と合わせたりすると、結構な確率でスリップダメージの蓄積で勝つことができる。

ただし、相手が上手いこと蝶の舞を積み続けて、こちらが守らなかったターンにめざ炎を撃ってくると負けてしまうし、相手に身代わりまたは眠るがあると、このプランは崩されてしまう。

そのため、こちら側も対策する側(=対応範囲が広い側)にまわり、身代わり眠るを採用した。

身代わりはただの毒毒のケアだけではなく、Pokémon-Icon 413b 3DS.pngのメタルバーストやPokémon-Icon 413a 3DS.pngの地割れを透かすために置くこともできるため、採用価値は高い。1ターン目に地割れを当てられたらどうしようもないので、そこは祈ってかわしましょう。

眠るもただの毒毒のケアだけではなく、後述する持ち物の最適解であるカゴの実、そして努力値の最適解であるHD振りと合わせることで、こちらの行動回数を相手よりも増やし、素早さで負けても大丈夫という一方的に有利な状況を作り出せる。

具体的な話は「努力値の最適解」で後述することとする。 

以上の考察から、蝶舞めざ炎身代わり眠るが技構成の最適解だと判断した。

 

Part.2 フォルム選択の最適解

先述したように、蝶舞型が最強である。

そこで注意すべきなのは、蝶舞してもBは上がらないので、炎を4倍弱点とするPokémon-Icon 413.pngPokémon-Icon 413b 3DS.pngを採用した場合、B補正かけた上にHBにかなり努力値を振らないと、自然の恵み(炎)を受からないということだ。

よって、蝶の舞を安全に積んで、めざ炎でしっかり相手を倒すには、4倍弱点を持たないPokémon-Icon 413a 3DS.pngを採用するのが、フォルム選択の最適解だと判断した。

Pokémon-Icon 413a 3DS.pngのCが全フォルムの中で一番低いというデメリットがあるが、努力値調整とねむカゴによって攻撃回数を増やすことで、それを補うことができる。

 

Part.3 持ち物の最適解

先述したように、蝶舞型が最強である。

蝶舞の積み合いになる以上、同速ゲーが発生すると予想できる。しかし、同速で負けたから試合に負けるようではあまりにも虚しい。

※こちらが一方的に蝶舞を積めればほぼ勝確なので、それは考慮しない。

何とか行動順関係なしに、ダメージレースを有利に進められないかと考えた結果、こちらの攻撃回数を相手よりも増やすことでそれを実現できると考えた。

そこで候補に上がったのは、眠るを採用していることを考えてのカゴの実と、半回復実である。

後述する今回の努力値調整の関係上、半回復実では攻撃回数を最低1回しか増やせないのに対し、カゴの実なら最低2回増やすことができる。

以上の考察から、カゴの実が持ち物の最適解だと判断した。

 

Part.4 特性の最適解

ミノマダムの特性は、通常特性の危険予知夢特性防塵の2種類だ。

前述したように、このルールで最も通りがいい技は炎技である。そのため、基本どの試合でもお互い危険予知が発動すると考えられる。発動順からS順の判別に役立ちそうだが、今回採用した個体はS無振りであるため、あまり恩恵は受けない。

その他の恩恵といえば、危険予知はめざ炎には反応するが、自然の恵みには反応しないので、相手のメインウェポンがどちらかを予測するのに役立つことが挙げられる。(予測できたからといってこちらの動きが変わるということはないが...)

一方、ミノマダムは粉系の技を覚えないため、防塵による恩恵はせいぜい砂嵐によるスリップダメージを受けないことくらいしかない。

以上のことから、入手が面倒な夢特性にわざわざする必要はなく、より恩恵を受けれそうな危険予知が特性の最適解だと判断した。

 

Part.5 努力値配分の最適解

先述したように、素早さで負けても勝てるようにするには、こちらの攻撃回数を増やすことがカギである。そのための調整を考える。

自然の恵み(炎)は1回しか打てないし、無振りのPokémon-Icon 413a 3DS.pngに対しても75%〜88.3%しか入らず、眠るで全快すれば2度と大ダメージを受けることはないという状態になるので、意識すべき最大火力技はめざ炎のみである。

そこで全フォルム中でC種族値が最も高いPokémon-Icon 413.pngを相手に想定し、ダメ計をしてみると、C特化Pokémon-Icon 413.pngのめざ炎が無振りのPokémon-Icon 413a 3DS.pngに対して乱数2発 (49.6%)であることがわかる。

努力値調整を通してどこまで耐える回数を増やせるか、再びダメ計をしてみると、Dに上昇補正をかけた状態で
Hに220、Dに220振ると、確定4発にできて、
Hに220、Dに180振ると、乱数3発 (1.2%)にできることがわかる。

努力値調整を通して、全ミノマダムにC特化めざ炎を4回撃たれないと倒れないことがわかる。つまり、こちらは3回攻撃する機会がある。

努力値に40の差があるため、今回は後者の調整に甘えた。

こうすることで、蝶舞の積み合いからのめざ炎の撃ち合いにおいて、

相手のめざ炎➔こちらのめざ炎1回目
相手のめざ炎➔こちらのめざ炎2回目
相手のめざ炎➔こちら耐えて眠る+カゴの実で起きる
相手のめざ炎➔こちらのめざ炎3回目
相手のめざ炎➔こちらのめざ炎4回目
相手のめざ炎➔こちらのめざ炎5回目

のように、眠る+カゴのみによる回復をはさむことで、眠る前に2回、眠るで回復した後に3回、と少なくとも5回はめざ炎を撃てることになる。これが最大攻撃回数である。当然、大体の場合5回もめざ炎を撃つ必要はないが。

一応「2回めざ炎撃ったら下から素眠りをする」を繰り返すことで、相手のめざ炎のPPを枯らせばさらに攻撃回数を増やせるが、めざ炎のPP数的に1回くらい急所引かれてもおかしくないので、PP枯らしは得策とは言えない。

また、先述したようにPokémon-Icon 413a 3DS.pngは全フォルム中で最もC種族値が低いし、行動順で勝ちに行く気もさらさらないので、努力値の余りは少しでも火力を上げるべく、すべてCに回した。

以上の考察から、穏やかH220/C108/D180が努力値配分の最適解だと判断した。

 

Part.1からPart.5までの考察から、このルールで最も高い勝率を保持できる型は、以下のような型であると判断し、採用した。

Pokémonsprite 413a XY.gif 

フォルム:砂地の蓑
蝶舞めざ炎身代わり眠る
持物:カゴの実Itemicon Maronbeere.png
特性:危険予知
性格:穏やか(A↓ D↑)
努力値H220/C108/D180
個体値:31-X-31-30-31-30
実数値:163-X-125-92-140-56

 

ちなみ一旦考察したものの、弱いと判断して採用を見送った型として、以下のような型がある。

毒毒守る眠るまとわりつく @カゴの実Itemicon Maronbeere.png

雨乞い蝶の舞めざ炎/何か  @水ZItemicon Aquium Z.png

雨乞い蝶の舞めざ炎眠る  @カゴの実Itemicon Maronbeere.png

日本晴れ成長めざ炎光合成 @炎ZItemicon Pyrium Z.png

 

 

◎対戦レポート

1回戦目 VSかつめしTVかつめしさん)

相手は臆病Pokémon-Icon 413a 3DS.png@弱保

技は地割れ/めざ飛行/身代わり/守る

f:id:starkazu:20180814174722j:plain

まず選出画面でこの環境のシュールさを感じた()

そして対戦が始まると、ボールから出てきた相手のPokémon-Icon 413a 3DS.pngのNNは「ダクボガエン」(気まずい所ついてくるのやめて...)

予定通り初手蝶舞を押したところ、地割れが飛んできて、冷や汗かきながら避ける。

その後急いで身代わりを置いて地割れをケアして、さらに蝶舞を積んで、最終的に無事めざ炎で倒すことに成功。

のちに、SがVの個体が採用可能になるからめざ飛行を採用したと聞き、なるほどと思った。

 

2回戦目 VSなすびーなす(なす田楽さん)

相手は臆病Pokémonicon 413b.png@虫Z

技は虫のさざめき/めざ炎/蝶舞/不意打ち

初手から蝶舞の積み合いになる。途中でトイレに行きたくなって速く試合を終わらせたかったが、相手の選択時間が異常に遅かったため、5回目の蝶舞を選択した後トイレに行った。

帰ってくると自分のミノマダムがなぜか半分くらい削れていて、相手が5回目の蝶舞をせずに攻撃してきたことを知る。

ここで、2回多く舞えば相手の上から眠れると勘違いし、すぐに眠るを選択せずに、相手に上からめざ炎を撃たれながら、もう一度蝶舞を選択した。

次のターン、眠るを選択したところ、相手から不意打ちが飛んできたので、それを透かしながら無事回復する。相手もまさかまだ相手の方が速いとは思わなかったようだ。

次のターン、6舞のこちらに対して、4舞の相手から上からめざ炎が飛んできたところで、お互い自分の過ちを知ることになる()

最終的に、2回多く舞っている優勢でめざ炎の撃ち合いを制して勝利。

のちに相手がtwitterに上げた画像から、トイレに行ってる間に虫Zを食らっていたことを知った。

 

3回戦目 VSきゅうり(きゅうりさん)

相手は控え目Pokémonicon 413.png@風船

技はめざ炎/威張る/身代わり/守る

初手は相変わらず蝶舞から入ったところ、相手から威張るが飛んできて、2ターン目に自傷して台パン()

その後急いで眠るで回復するも、もう一度威張るをされて、再び自傷して台パン()

最終的に無事めざ炎で相手を倒したが、かなり険しかった。

運ゲーするならPokémon-Icon 413a 3DS.pngで地割れで撃ってください()

 

4回戦目 VSカグラ(ケースヶさん)

相手は冷静Pokémon-Icon 413b 3DS.png@ゴーストZ

技はシャドボ/めざ氷/電磁浮遊/メタルバースト

普通に蝶舞を積んでめざ炎で倒して勝利。

相手は育成時間がなく、色々妥協した個体を使用したそうだ。

 

5回戦目 VSにしのつかさ(まりやさん)

相手は陽気?Pokémon-Icon 413b 3DS.png@王者の印

技はアイアンヘッド/虫食い/不意打ち/雨乞い

相変わらず初手蝶舞から入ったところ、雨乞いをされる。

ここで、襷メタバのケアも兼ねて、蝶舞と身代わりと眠るで雨ターンを枯らしてからめざ炎で〆るプランを選択。

途中アイアンヘッドを急所に当てられたが、回復ソースをちゃんと持っていたおかげでケアできた。

最後は予定通り雨を枯らしてめざ炎を撃ち込んで勝利。

物理型とは珍しいなと思った。のちに相手の型が、危険予知が発動すればめざ炎持ちだと判断して雨乞いをし、危険予知が発動しなければ自然の恵み(炎)持ちだと判断して虫食いで木の実を食べて不発にする、という型だと聞いて、なるほどと思った。

ちなみにネット大会最強モンスターのBさんから、王者の印の怯み効果と技の怯み効果の確率は足し算されないと聞いたが真偽は不明。

 

f:id:starkazu:20180814174709j:plain

 

フレ戦 VSやつな(夜綱さん)

相手は臆病Pokémon-Icon 413.png@草Z

技はリフスト/めざ炎/蝶舞/不意打ち

お互い蝶舞を6回まで積み合い、めざ炎の打ち合いだ!と思ったらリフストZ+リフストを受からず、一回1しか攻撃できなかったため負け。

主催がトナメ参加してなくてよかった(^^;)

 

 

◎振り返り

運が絡む場面もいくつかあって、急所も2、3回もらったが、おおむね予想内の出来事しか起きていなく、事前のプラン通りに試合を運べ、結果として全勝できてよかったと思う。

ただ、努力値配分について、反省すべき点はいくつかある。

一つ目は、Pokémon-Icon 413a 3DS.png以外の2匹にはダメージが1/4になるリフストの採用を考慮しなかった結果、Pokémon-Icon 413.pngのリフストZ+リフストを受け切れずに、フレ戦で主催の夜綱さんに負けてしまったこと。

ただし、結局HD特化しても、臆病Pokémon-Icon 413.pngのリフストZ+リフストは受け切れない。

 

二つ目は、眠る+カゴの実を回復ソースとして、対Pokémon-Icon 413.pngPokémon-Icon 413b 3DS.png)の攻撃回数を5回までに増やしたのにも関わらず、D4振りPokémon-Icon 413.pngPokémon-Icon 413b 3DS.png)を確2で倒せるラインまでCに努力値を割いてしまって、無駄が生じてしまったこと。余りをすべてCに回す前にしっかりダメ計すべきだった。

ただし、リフストZ+リフストをどうにかしたいなら、D4振りPokémon-Icon 413.pngをめざ炎で確2で倒す必要は出てくる。

 

三つ目は、行動順で勝ちに行く気はなかったとはいえ、Sに全く努力値を割かなかったこと。

結果的に、蝶舞によりこちらのPokémon-Icon 413a 3DS.pngのS実数値が
56➔84➔112➔140➔168➔196➔224
と変化するのに対して、最速(SがU)ミノマダム
95➔142➔190➔237➔285➔332➔380
と変化するので、相手より2or3回多く舞っていても抜かれるという事態が発生した。

 

ただし、これを努力値の余り108をすべてSに振ることで改善を図ろうとしても、
69➔103➔138➔172➔207➔241➔276
と変化し、結局こちらが6舞しても4舞した最速相手の上を取れない。

 

以上の反省を生かし、型を変更するとしたら、以下のようになる。

Pokémonsprite 413a XY.gif 

フォルム:砂地の蓑
蝶舞めざ炎身代わり眠る
持物:オボンの実Itemicon Tsitrubeere.png
特性:危険予知
性格:穏やか(A↓ D↑)
努力値:H196/B4/C56/D252
個体値:31-X-31-30-31-30
実数値:160-X-126-86-150-56
意図

.臆病Pokémon-Icon 413.pngめざ炎Itemicon Tsitrubeere.png込みで確5
(臆病Pokémon-Icon 413b 3DS.pngPokémon-Icon 413a 3DS.pngめざ炎Itemicon Tsitrubeere.png込みで乱5)

.控え目Pokémon-Icon 413.pngリフストZリフストItemicon Tsitrubeere.png込みで225/256(87.89%)耐え
臆病Pokémon-Icon 413.pngリフストZリフストItemicon Tsitrubeere.png込みで確定耐え
(その間にめざ炎を2回当てて返り討ちにする)

めざ炎でD4振りPokémon-Icon 413.pngPokémon-Icon 413b 3DS.png)を確2

 

考察段階で考えていた最大攻撃回数5の実現は不必要で、実際は4回さえ攻撃できればよい。よって、Cを上げるよりも、臆病Pokémon-Icon 413.pngリフストZ+リフストで落ちないようにHDにもっと厚く振って、持ち物をItemicon Tsitrubeere.pngに変更した方が、対応範囲が広がると考えた。ちなみに半回復実だとリフストZで発動しないので不採用。

 

◎感想

当日に急遽参加しようと決めたため、育成時間も考えて、3時間ほどしか考察に費やせなかったが、思ったよりは納得のいく考察ができた。本番でも全勝優勝を決めれて、いい経験になった。主催の夜綱さん、本当にありがとうございました!

今回の大会を通じて、特殊ルールの考察&対戦は本当に面白いと再確認した。またこの経験を次のネット大会に生かせられたらいいなと思う。

これからは、次のネット大会と、t/Tさんとまぐなむさんが主催するスカイバトル3on1(下にリンク有)の考察をしていきたいと思う。

【オンライン大会】スカイバトル3on1 要項 - t/Tのパワフルハーブティー

興味ある方はぜひ一緒に考察しましょう🔥🔥🔥

 

 

Let's Go PikaVee!

閲覧ありがとうございます!

インターネット大会「Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ」の記事です!

◎大会の説明

ルール発表:2018年7月20日(金)(開催2週間前)
開催期間:2018年8月3日(金)~6日(月)
ルール:バトルボックスピカチュウあるいはイーブイを1匹のみ登録して戦う1on1で、持ち物制限はなく、Z技も使用可能である。2、3匹同時登録してレート帯によって型変更ができたらもう少し楽に戦えた気がするが諸説。

 

◎環境読み

Part.1 種族値の確認

まずピカチュウイーブイ種族値を確認・比較する。

火力面の種族値は2匹ともほぼ同じで、イーブイは特性適応力を持っているため、実際にはイーブイの方が上回る。耐久面もイーブイの方が勝る。ただし、Zなどの火力アップアイテムを所持すれば、大体お互いを1撃で倒せるようになっている。ちなみに、HB特化して奇石イーブイでも意地電気玉ピカの瓦割を確3にできない。

ミラーの撃ち合いを考えると、Bに振ればピカでピカの気合パンチZを耐えるが、HB特化した奇石ピカでも電気玉ピカの穴を掘るを耐えることはできない。イーブイなら奇石を持ったとしてもエボルZイーブイを受け切れないし、エボルZイーブイはノーマルZを受け切れない。

Sの実数値は、ピカチュウは85~156で、イーブイは54~117であり、基本的にはピカチュウの方が早い。

主なS順は、以下のようになっている。無振りピカでも大体のイーブイを抜けたり、エボルZイーブイでも結構振らないとスカーフイーブイ抜けなかったり、という風に割と絶妙なS関係になっている。

S+2のS88以上のイーブイ 176以上
スカーフ最速イーブイ 175
S+2のS81以上のイーブイ 162以上
スカーフ準速イーブイ 160
最速ピカチュウ 156
準速ピカチュウ 142
最速イーブイ 117
無振りピカチュウ 110
準速イーブイ 107

 

Part.2 メタ張り

最強なポケモンは当然イーブイZを成功させたイーブイである。Sに28振ればZを積んだ後に最速ピカ抜きを実現でき、火力面もZを積めば十分確保できるため、ミラー意識に多少Sに多めに振って、残りは安全にZを成功させるために耐久にがっつり振る(実際がっつり振らないと電気玉ボルテッカーで落ちる)のが合理的である。技構成はとっておき+ハイボorアシパ+変化技2つが基本。

よって、そのZの成功を阻止することがメタの第一歩となる。ここで考案されるのは、「猫+ボルテッカー+先制技でZをする前のイーブイを倒せる電気玉ピカチュウ」、「気合パンチZでZをする前のイーブイを倒せる格闘Zピカチュウ」、「一般的なZイーブイよりも多くSに振り、捨て身ZなどでZをする前のイーブイを上から一撃で倒せるノーマルZイーブイ」などである。ただノーマルZイーブイは、「Zイーブイよりも99%速く動けるS+高い火力+ピカチュウに一撃で倒されない耐久」を確保することが難しいため、あまり主流な型とはなりえない。よって、ピカチュウがメタとして最有力である。

次に、そのピカチュウを狩ることがメタの第二歩となる。ここで考案されるのは、「ピカチュウ猫騙し+気合パンチZ+先制技を耐える耐久を確保できる奇石イーブイ」、「守るで猫騙しを防いだ後にとっておきでピカチュウを確1で倒せるイーブイ」、「捨て身タックルで上からピカチュウを倒せるスカーフイーブイ」、「HB特化すれば意地ピカチュウの気合パンチZすら確3になる奇石ピカチュウ」などである。しかし、これらの型は基本的にはメタのスタートであるエボルZイーブイに勝てない。せいぜいスカーフイーブイだけ、S調整を甘えているエボルZイーブイを上から捨て身2発撃ちこむことで倒せる可能性があるといったところだ。

ここでまたメタのスタート地点に戻る。つまりよく皆が言っているような「エボルZイーブイ➔奇石イーブイピカチュウ➔エボルZイーブイ➔……」という三竦みの関係が発生する。

一般的にどんなルールでもメタは考えれば考えるほど前に進むものであり、プールが狭くても相当メタが進まない限りスタート地点には戻らないものだと思っているので、この三竦みの関係はこのルールの特徴である。

もちろん、この三竦みの関係は絶対的なものではなく、技構成を工夫すればひっくり返すことはできるが、それと同時に本来有利な相手への優位性が損なわれる。ただし、電気玉ピカチュウのエボルZイーブイへの優位性だけは“ほぼ”どうしようもない

つまり、ここまで考えて、このルールでは全対応な型は存在せず、上位に食い込めるかどうかはマッチングに左右されるという悲しい事実に気付く。もちろん、だからと言って訳のわからない型を使ったらマッチングうんぬん以前に誰にも勝てなくなる。

 

Part.3 最大限勝率の確保方法

「結局マッチングゲー」を超える真理が存在しないルールにおいても、どうにかして勝率を最大限確保したい。三竦みの関係が存在する以上、有利な相手に勝って当然、不利な相手に負けて当然である。ならば、ミラーにも勝てれば、最大限な勝率を確保できるのではないかと考えた。

ただし、ミラーに強くなる代わりに、本来有利な相手に不利になってしまえば元も子もない。例えば、ピカチュウなら物理耐久を上げて気合パンチZを耐えながら電気玉めざ地面を撃つことでミラーに強くなるが、エボルZイーブイに弱くなるというのがその1例である。

もちろん、結局勝率を最大限確保するような型でなくても、マッチング次第では勝率を最大限確保した型よりも高レートを叩き出せる。結局マッチングゲーなのである。虚しいがこれがこのルールの真理だ。

ピカチュウならば、物理耐久を上げた神速持ちの型が最大限の勝率を確保できる型だと考えた。

奇石イーブイならば、くすぐると眠るを搭載して、毒毒などに怯えることなくミラーを制することができる型が最大限の勝率を確保できる型だと考えた。

エボルZイーブイならば、Sを速めに設定し、アシストパワーやいびきを搭載することで、欠伸などに困らずに上を取ってダメージレースを有利に進められる型が最大限の勝率を確保できる型だと考えた。

ミラーへの強化を終えたら、また三竦みの関係に戻り、マッチングの話に戻る。本番ではどの型も存在するはずなので、基本どれに出会う確率も同じなはずだ。また、3竦みではあるが、ピカチュウイーブイの2択なので、ピカ:ブイ=1:2よりはピカ:ブイ=1:1に近くなると考えた。

 

◎試行錯誤を通して得た認識

環境初期はおおまかにエボルZイーブイピカチュウ➔奇石イーブイの順に試した。環境末期の信頼度順はピカチュウ➔奇石イーブイ➔エボルZイーブイ

Part.1 グーチョキパーそれぞれに関する認識について

エボルZイーブイは、基本ピカチュウのボルテ+先制技で縛られるため、ピカチュウと出会ったらほぼ負けが確定する。先述したように、エボルZである限りこの有利不利はほぼひっくりかえせない。また、先述したようにピカ:ブイ=1:2よりはピカ:ブイ=1:1に近い確率なので、2分の1の確率でマッチングした瞬間に絶叫することになるのは精神的負担が大きすぎる。本番を想定した時、このようなピカチュウを引いた瞬間絶望するような型では到底上位に食い込めないと判断し、用意したグーチョキパーの中で一番消極的なポジションにいた。

「気合玉Zピカなら神読みしてZを守るで透かせばエボルZで倒せる」と言ってる人を結構見かけたが、いつも「ポジティブ思考だな~」と思いながら見てた。気合パンチZより電気玉の方が安定しているので、電気玉ピカを引く確率のほうが高いと考えられる。つまりピカを引いた瞬間にほぼ絶望することになることには変わりがなく、運よくZであっても守るで透かせなかったら大人しく負けるしかない。

ただ後述するように、本番ではなぜかピカチュウ使いが全体的に浅かったせいで、1600以上のレート帯にピカが全然いなかったため、その牽制対象であるはずのエボルZイーブイが一旦1600に載ると大暴れできて、最上位をほぼ独占するという予想外の結果となった。

使うなら本来負けて当然のピカチュウとのマッチを捨てて、ミラーのS負け以外で、どんなイーブイにも負けないように、眠るといびきを搭載した方が一番合理的で勝率が出ると判断した。

眠る&いびき➔身代わり&守るの型もよく使っていたが、レート帯が上がると身代わりがディスアドになりやすいので辞めた。

 

奇石イーブイは、エボルZイーブイのような絶叫要素をあまり抱えていない。ミラーにはくすぐると眠るで優位に立ち、エボルZイーブイにも物理型ならくすぐると寝るで受け切れるというワンチャンが残せる。ピカチュウ側が三竦み崩しメタとしてくすぐるを採用していない限り、安定して勝つことができる。

奇石イーブイのメリットは2つあると考えられる。一つ目はミラー意識のSのチキンレースをする必要がないことだ。つまりお祈り要素が減って心臓に優しい。くすぐるで相手のAを1段階下げてしまえば、あとは眠るで完全に受け切れるので、上から動かれても下から動かれても困らないからだ。一方、ピカとエボルZイーブイはどうしてもSで勝たないとミラー時不利になりやすい。二つ目は本番に一定数存在するであろうスカーフイーブイや襷イーブイなどの、不意なテロや外道に負けづらいことだ。

一方、デメリットとしては遂行速度が遅いため時間がかかること、試行回数稼がれて急所による運負けが発生しやすいことがある。とはいえグーチョキパーの中で一番安定しているので、本番を想定した時、用意した個体の中で一番積極的なポジションにいた。

型としては、B振り個体を含めたピカチュウへの絶対的な役割遂行のための恩返し+石火は不可欠で、残りの変化技枠は 毒毒をキャンセルできる眠ると相手のAを下げられるくすぐるが一番合理的だと考えた。眠るの搭載により影分身や泥かけなどでPP切れを狙ってくる外道に対して、PPを逆に枯らしに行くことができる。負けて当然なエボルZイーブイとのマッチングでも、相手が物理技しかなければ何とか受け切れるので、ワンチャンは残せる。

 

ピカチュウは、A補正の神速持ち電気玉AB型が一番強かった。S無振りでもほとんどのイーブイを抜ける上に、電気玉瓦割でHB特化奇石イーブイをも高乱数2発で倒せるAと、Aに少し振ったイーブイの恩返し+石火を耐えるBを同時に確保できるからだ。

A補正をかけたことで、ボルテッカーを撃たなくても瓦割+先制技で、Sのチキンレースを進め過ぎて耐久が疎かなエボルZイーブイを高確率で倒すことができる。対イーブイでボルテを撃たなくてもよくなったおかげで、ボルテ反動+恩返しで落ちてしまう心配がなくなって、より安定する。

ミラーにおいても、B振りのおかげ気合パンチZをある程度耐えるようになるので、守るで猫騙しと気合パンチZのどちらか一方を透かしながら優位に立てる。但し相手がHBCの特殊型や意地神速を2耐えするような奇石型だとほぼ勝てない。実際、ピカチュウを使うようになってから一気に負けが重なることはほぼなくなり、安定してレートを稼げるようになった。

そのため、先述したように終盤ではピカチュウを一番信頼していた。ただし、本番を想定した時、一定数存在するであろうスカーフイーブイに足元をすくわれることが懸念されたため(実際かなりいた)、用意したグーチョキパーの中では2番目のポジションにいた。

 

Part.2 初期に採用したが弱いと判断した技について

一つ目は、エボルZイーブイあくび。あくび+守るからのエボルZorとっておきはシンプルに強いが、簡単に防がれてしまう。イーブイ対面でいえば、初手身代わりを置かれたり、欠伸が成功してもいびきされたり、寝言で攻撃技を引かれたりする。ピカチュウ対面でいえばエレキフィールドを張られたり、寝言で攻撃技を引かれたりする。使えば使うほど信頼度が下がっていった技で、こちらがいびきor寝言を採用して初手Zした方が全然安定すると気付いた。

二つ目は、奇石イーブイ毒毒。主に毒願い守るの3点セットで使い、エボルZイーブイと奇石イーブイをいなすため(ミラー意識と三竦み崩しのため)に採用される技たが、あくびと同様に簡単に防がれてしまう。イーブイ対面でいえば、初手身代わりを置かれたり、眠るで毒をキャンセルされたりする。しかも毒願い守るにしてしまうと恩返しのワンウェポンになり、本来有利なはずの電気玉ピカに一回しか攻撃できず、代わりに相手に上から瓦割2発で倒されるという悲しいことになる。そのため、キャンセルされづらいランク変化技であるくすぐると毒対策の眠るを採用した方が安定すると考えた。

三つ目は、ピカチュウアンコール。あると何かと便利なイメージはあるが、イーブイ対面でいえば、守ってくる場合は大体Z持ちの時なので、アンコールが有利に働くことはほぼない。ピカ対面でいえば、猫騙しをされたからといってアンコール打つのもさすがにイカれているので打つチャンスがない。

 

◎用意した個体

皆の報告を見て、メロメロをしてくる外道が一定数いると知ったので、そいつらを分からせるために土曜日に改めてすべて個体で孵化し直した。神速ピカチュウは元からだけど。なのにピカチュウからメロメロ飛んできた時はさすがに台パンした。


B補正エボルZイーブイ
技:とっておきアシパ眠るいびき
エボルZの元となるとっておきは確定(Z以外で打つことはない)。
メインウェポンとしてアシパを採用。
毒願い守るイーブイと、影分身や泥掛けでPP切れを狙ってくる外道をいなすための眠る。
欠伸守るへの切り返しとなるいびき。確定眠りターンと最速眠ターンにしか押さない。3割怯みの追加効果でメタグロスの気分を味わえる。

調整:116-0-172-116-4-100
実数値:145-X-101-80-86-88
Cラインは、お互いエボルZ積んだ状態でアシパで159-85イーブイを乱2(確か95%以上)で倒せる116に設定。
SラインはS+2で最速スカーフイーブイを抜ける88に設定。おかげでZミラーで抜かれることは一度もなかった。
残りはHBに振り分けた。なおこのHBラインでは電気玉ボルテで確殺される模様()

感想
調整と技構成からわかるように、本来負けて当然なピカチュウとのマッチングは完全に切っていてイーブイを〇すことしか頭にない型である。試行錯誤を重ねた末、最大限勝率を確保できる、と判断した型。ピカチュウに全敗する気持ちで行ったが、浅いピカチュウが多かったためなんと5勝はできた。

今大会で一番最初に投入した型。といっても日曜の午後4時だが。理由はそれまでに上がった報告をみていると、精神的負担が大きく信頼度が最も低いと判断したZイーブイで1800近くまで行ってる人が一定数いたからだ。

環境見ながら相談していたBさんと「このマッチングゲー環境で最上位に行くには、ピカを引かずに1600に到着してイーブイを狩り続けるしかない。そのため複数ロムで全部エボル Zイーブイにしてどれかで上振れを引きに行くことが最善手だ」という結論に辿りついたのも投入した理由の一つ。

しかしいきなり最初にピカを4連で引いて闇落ちした。その後めげずに潜り続けて、20戦超えた時点でやっと1600の楽園に到着。その後はひたすらイーブイを狩り続けた。最後に1700中盤の高レートから2回ドレインして30戦フル消費で何とか1700を超えた。

Sがかなり高いのと、アシパで確2が取れるまでCに振ったおかげで対イーブイは17勝1敗と予想通りの高勝率をたたき出せた。

欠伸守るを搭載しているエボルZ対面でも、相手がZするターン(こちらは確定眠り)に上から打ついびきで相手が怯まない+最速起きせずに上から打ついびきで相手が怯まない+準速起きターンにこちらが起きないという事態(確率としては16%)が発生しない限り勝てる(実際にこの16%を引かれてミラーで1敗したのは内緒)。互いに欠伸しあう展開よりはずっと安心感がある数字だと判断した。

基本的は予想通りすぎて何もいうことがない感じ。もっとマッチング運に恵まれたかったとは思う。一方Bさんはマッチング運が大変良かったため1位を取った自信があるらしい。結果が楽しみだ。



B補正HB奇石イーブイ
技:恩返し石火くすぐる眠る
電気玉ピカ、Zピカへの絶対の役割遂行のために恩返しと石火を採用。恩返しだけではB振りピカは倒せない。捨て身タックルに変えてももっとAに振らないと倒せないし、ボルテダメージ+捨て身反動で自分が落ちるという悲しい結果になる。
変化技枠は「環境読み」で先述したように、ミラーへの勝率を最大限高めるためにくすぐると眠るを採用。

調整:164-124-204-0-4-12
実数値:151-91-105-X-86-77
Hラインは奇石ピカの地球投げ意識で151に設定。これにより地球投げしか攻撃技がない奇石ピカを眠るで完封できる。
AラインはB252振りピカを恩返し+石火で96.09%の確率で倒せる91に設定。
Sラインは奇石ミラー意識で77に設定。型判別にも少し役立つ。
余りはBに。

感想

予想通りグーチョキパーの中でもっとも速く1600に乗ったが、その後伸び悩んだ。

エボルZイーブイを回したとき序盤にいきなりピカチュウを4連で引いたので、無敗1600を期待していたが、最初はいきなりイーブイを4連続で引いたり、2試合連続で急所でで負けたりして、この日の下振れをすべて請け負った感じ。ただ、ピカチュウを回したときは逆に運がよくなったので良しとする。



A補正AB電気玉ピカ
技:瓦割神速守る寝言
A特化しているためボルテッカーを使うまでもない。イーブイ用の瓦割、ピカ用の神速しか打たないのでウェポンは2つまで。

守るは気合パンチZと穴を掘るを透かすために採用。Bに結構振っているので気合パンチZは一定の確率で耐えるが、猫騙しと合わさると倒されてしまうので、猫とZのどちらかをガードする必要がある。猫騙しのダメージ見てZと判断したら守るでZを透かしに行くと決め打ちしていた。

寝言はあくび対策。まぁピカチュウに欠伸打つのはどうかなと思うけど、打ってくる人が一定数いるため切れなった。エレキフィールドを覚えられればよかったが、遺伝技と神速は両立できないので仕方なく寝言にした。寝言で攻撃技を引かない+最速起き失敗する確率を考慮すればまぁエレフィの代わりに採用する価値はあると判断した。

技枠が5個あれば奇石ピカに受け切られないように穴を掘るor叩き落とすを採用したかった。

調整:0-244-196-0-0-68
実数値:110-116-85-X-X-119
Aラインは252振りでも確か何かの乱数が変わらなかったので244まで。
Sラインはミラーケアと謎の最速イーブイケアのために、最速イーブイ抜き抜きの119に設定。
残りは物理耐久を最大限上げるためBへ回した。

感想
最終日の夜に投入した自称†最後の裁き† ()

意地がよかったけどやんちゃしか借りられなかった。それとイーブイを回したとき、ピカチュウが不利を取るスカーフイーブイと襷イーブイの2大テロが想像より多かったのでずっと出し渋っていた。

しかし皆の報告やキャスを見ていて、どうも最終日の夜は三竦み以外の型は少なくなる+ブイブイ対面で有利なZイーブイが多くなりそうだと判断して投入した。

実際刺さりまくった。スカーフイーブイを1回しか引かなかったのも運がよかった。上のレート帯もイーブイだらけだったのでやりやすかった。ただ、1700載ったあとにHBC電気玉めざ地面持ちピカチュウと奇石ピカチュウを引いたのは意外だった。君たちどうやってZイーブイ軍団をくくりぬけて1650以上に来たんだよ...結局マッチングゲー?あっそう...

序盤プレミで1試合、気合パンチZ急所が1試合発生していなければ1770以上は行ける自信はあった。まぁ終わったことなので何言っても現実は変わらないけど。

結構面白かったのは危険予知で瓦割に反応して身震いしたエボルZイーブイが全員「初手猫騙し読み突っ張り(+二ターン目守る)」の動きをしてきたこと。それ意味ないんだよなーって言いながら全員初手瓦割で沈めてやった()(※訂正あり)

 

◎追記:危険予知ZイーブイVS格闘技持ちピカ

最後の段落の記述について、「プレシャスボールが見えたら猫騙しはないことがわかるため、危険予知は瓦割に対して発動したことがわかり、瓦割と神速を耐えることを祈りながら初手エボルZを積むしかないので、初手に守らないのは何も不自然でない」とご指摘いただきました。

そこで改めて危険予知イーブイピカチュウの対面について考えた。お互い1ターン目の技を決める前に、以下のような情報交換が行われる。

ピカ側は、危険予知の発動から、このイーブイおそらくエボルZ型で、かつハイパーボイスを持っていない(身代わりおしてもハイパーボイスが飛んでこない)と判断できる。また、自分が格闘技を所持ていることが相手に知られたと認識する。

イーブイ側は、危険予知の発動とプレシャスボールから、このピカは遺伝技の猫騙しとアンコールがなく、おそらく瓦割or気合パンチZを所持していると判断できる。

イーブイ視点から考えると、ピカが電気玉持ちで格闘技が瓦割ならば、エボルZを成功させることしか勝ち筋はない。ピカが気合パンチZ型ならば、危険予知を見て守られることを警戒してZを躊躇って身代わりなどを押す可能性が高い。

そのため、この対面でのイーブイの一番勝率が高い動きは、初手エボルZを押すことであると言える。

クラインヴァルト(TNクルル)さん、ご指摘ありがとうございました。

 

◎結果

カロム 最高1751 最終1734
ブイロム 最高最終1703

 

◎大会の振り返り
1.大まかな三竦み関係が成り立っている状態の環境を考えていたが、本番ではピカチュウ使いが全体的に浅かった。そのため、本来どれも牽制されているグーチョキパーだが、エボルZイーブイへの牽制力だけが弱まった。結果的に、「上に行けるかどうかはマッチング次第」であることには変わりはないが、エボルZイーブイが最上位を占める結果になった。これは予測できなかった。しかし、3日間もあったのに、大会中とはいえ、環境に合わせて自分の意識を変化させられなかったのは反省点。

 

2.今大会が基本的にはマッチングゲーであることは間違いない。また、多くの方が言っているように、下位には浅いピカチュウがたくさんいて、上位はほとんどイーブイだった。

イーブイの中でも、安定して1600~1700に辿りつけるのは、下位のピカ軍団に安定して勝てる輝石イーブイだ。しかしZイーブイに不利をとるため、1600に載った後は伸び悩み、最上位には中々辿り着かない。

一方、Zイーブイはまともなピカチュウには基本的に勝てないので、1600以上に中々辿り着かない。しかし一旦上振れて1600に乗れれば、レートが高い輝石イーブイからレート吸い放題の状況が訪れるため、一気に伸びて最上位にたどり着きやすい。

つまり、今大会の正しい戦い方は、イーブイミラーに強い(S88以上で毒対策も持っている)Zイーブイを用意し、初日のエンジョイ勢が多くて浅いピカチュウが特に多い状態でレートを1600以上に上げ、最終日夜まで保存して、環境が安定した状態(意味不明な型が少ない状態)でレートが上がったイーブイからレートを吸いまくって一気に駆け上がることだと考えられる。

 


◎余談:ネット大会を通しての出会い
プリティプリマから全ネット大会に参加してきたが、取り組む過程で知り合いが増えていくのもネット大会の良い所の一つだと思う。

今回の出会いで特筆すべきなのは、試行錯誤の途中で偶然に知り合ったネット大会最強プレイヤーBだ。今までネット大会最強はremさんとずっと思っていたが、上には上がいた。

彼にはシャドースチールの時から認識されていたらしい。メガランブルのとき何度も戦ったことがある人だが、IDも外人っぽいし、英語で交流していたため、ずっと海外勢だと勘違いしていた。

BWからずっとネット大会やっているそうで、昔の成績は聞いていないが、SM以降のネット大会ではトップ3に何度も入っていて、2回1位を取っている。正直聞いた時はこんな強いやつがいるのかと震えた。

本人曰く売名には興味がなく、いつも順位だけ確認して終わりらしい。Twitterでも全く成績を呟いていない。そもそもほとんどツイートしてない。何か仙人のような人だなと思ったけど、実際は陰湿ムーブを一切怠っていなかった。まぁ結果出せることが正義だから、これからは見習っていこうと思う。

交流してて結構ためになる話がたくさん聞けていいなと思った。後は、自分がSM以降のネット大会のことしか体験していないから、それ以前のネット大会を体験している人から色々聞けるのが単純に楽しかった。

同じネット大会ガチ勢として、あと同い年なのもあって、謎に闘争心が燃えた。USUMのうちに彼に一度は勝ちたいなと思った。最後に彼の名言を載せる()

 

「凡人が勝つには相応の努力が必要だからね」

「中途半端に辞めるなら潜って死にましょう。2位とか3位とか取ってもモヤモヤするだけっすよマジで」

「俺の最終レートはランキングの一位を確認してくれ 以上だ」

 

 

 

......

 

 

 

次のネット大会も頑張るぞ🔥o(≧▽≦)o🔥